おめでとうイチロー選手,日米通算3000安打
イチロー:日米通算3000安打 34歳、2175試合目
なんといっても,その達成スピードは異例の早さです。
■ 日米通算3000安打(日本で1278本、大リーグで1722本)を達成
■ 34歳9カ月2175試合での3000安打到達は,いずれも「球聖」と呼ばれた故タイ・カッブの34歳7カ月2135試合に次ぐ史上2番目の早さ
■ 3085安打の張本勲は39歳11カ月2618試合で3000安打を達成(日本のほうが年間試合数が少なくハンディがある。つまり,イチローは試合の約半分を日本で出ていて年数ではハンディを負っている。)
■ 04年に大リーグのシーズン最多安打記録を84年ぶりに塗り替える262安打
■ 大リーグ1年目から7年連続でシーズン200安打を記録
イチロー3千安打:敵地の拍手に「無視もできず困った」
彼らしい計算しつくされた一問一答です。加えて,故障らしい故障をしていないことも本当のプロの証拠なのでしょう。また,一打席も無駄にしないで考えながら打席に入るからこそ達成できた記録でもあります。この上は,日米通算4000安打,および大リーグ単独3000安打を目指してもらいましょう。文句なく野球殿堂入りを果たすために…
なんといっても,その達成スピードは異例の早さです。
■ 日米通算3000安打(日本で1278本、大リーグで1722本)を達成
■ 34歳9カ月2175試合での3000安打到達は,いずれも「球聖」と呼ばれた故タイ・カッブの34歳7カ月2135試合に次ぐ史上2番目の早さ
■ 3085安打の張本勲は39歳11カ月2618試合で3000安打を達成(日本のほうが年間試合数が少なくハンディがある。つまり,イチローは試合の約半分を日本で出ていて年数ではハンディを負っている。)
■ 04年に大リーグのシーズン最多安打記録を84年ぶりに塗り替える262安打
■ 大リーグ1年目から7年連続でシーズン200安打を記録
イチロー3千安打:敵地の拍手に「無視もできず困った」
彼らしい計算しつくされた一問一答です。加えて,故障らしい故障をしていないことも本当のプロの証拠なのでしょう。また,一打席も無駄にしないで考えながら打席に入るからこそ達成できた記録でもあります。この上は,日米通算4000安打,および大リーグ単独3000安打を目指してもらいましょう。文句なく野球殿堂入りを果たすために…
惜しいところまで行っていつもの決定力○○
雷雨で中止、アルゼンチンに敗れる サッカー五輪代表戦
>反町監督は試合中止後、「(残り6分を残しての中止は)複雑な気持ちだがしょうがない。北京への準備へ気持ちを切り換える」と話した。
※雷雨で中止は聞いたことがなかったケースです。それにしてもFWが小粒で,正直今回の五輪サッカー(U-23組)に期待が持てないというか,決定力がないから全然わくわく感が出てこないのですが…困りました。
試合後、U−23アルゼンチン代表バチスタ監督会見
>ただ、日本代表はチームとして評価に値すると感じましたし、ボールコントロールに優れていると感じました。オリンピックでも非常に対戦相手を苦しめる存在になるのでは、と思っています。
※これは社交辞令もいいところです。
「チームとして評価に値する」
→一人で決定的な仕事はできませんから,連動させなければ怖くはないです。
「ボールコントロールが優れている」
→勝ち切れない相手を誉める場合の常套句。それぐらいしか誉めるところはない場合が多い。
「非常に対戦相手を苦しめる存在」
→でも,苦しめても結局は勝てないのです。
こんな試合で,五輪サッカーに期待が持てるとは口が裂けても言えないところです。
>反町監督は試合中止後、「(残り6分を残しての中止は)複雑な気持ちだがしょうがない。北京への準備へ気持ちを切り換える」と話した。
※雷雨で中止は聞いたことがなかったケースです。それにしてもFWが小粒で,正直今回の五輪サッカー(U-23組)に期待が持てないというか,決定力がないから全然わくわく感が出てこないのですが…困りました。
試合後、U−23アルゼンチン代表バチスタ監督会見
>ただ、日本代表はチームとして評価に値すると感じましたし、ボールコントロールに優れていると感じました。オリンピックでも非常に対戦相手を苦しめる存在になるのでは、と思っています。
※これは社交辞令もいいところです。
「チームとして評価に値する」
→一人で決定的な仕事はできませんから,連動させなければ怖くはないです。
「ボールコントロールが優れている」
→勝ち切れない相手を誉める場合の常套句。それぐらいしか誉めるところはない場合が多い。
「非常に対戦相手を苦しめる存在」
→でも,苦しめても結局は勝てないのです。
こんな試合で,五輪サッカーに期待が持てるとは口が裂けても言えないところです。
やっとLRに決着
柴田がレーザー・レーサー着用へ/競泳
>田中孝夫コーチは「練習でLRを着たらタイムも顔色も良くなった」と話しており、LR着用は決定的だ。
長く悩んだ末,やはり競技タイムが結論を後押ししたようです。また,別記事によると,サイズをLからOに変更して肩の締め付けも緩和されたのも着用する気になった一因のようです。ただし直前まで結論が出なかったので,準備不足で不測のことが起きないかは心配でもあります。
※「LRじゃない人」は現在いない模様です。
【社員忠誠心編】
柴田隆一,柴田亜衣:デサント→LR
松田丈志,寺川綾,中野高,佐野秀匡,山口雅文,伊藤真,三木二郎(ミズノスイムチーム):ミズノ→松田・中野はLR確定報道あり,ほかも本人希望次第の模様
【個人アドバイザリー契約編】
北島康介(日本コカ・コーラ):ミズノ→LR
【水連サプライヤー契約編】
全員LRの模様
伊藤華英,森田智己(いずれもセントラルスポーツ)
中村礼子(東京SC)
奥村幸大(イトマンSS)
岸田真幸(アクラブ調布)
>田中孝夫コーチは「練習でLRを着たらタイムも顔色も良くなった」と話しており、LR着用は決定的だ。
長く悩んだ末,やはり競技タイムが結論を後押ししたようです。また,別記事によると,サイズをLからOに変更して肩の締め付けも緩和されたのも着用する気になった一因のようです。ただし直前まで結論が出なかったので,準備不足で不測のことが起きないかは心配でもあります。
※「LRじゃない人」は現在いない模様です。
【社員忠誠心編】
柴田隆一,柴田亜衣:デサント→LR
松田丈志,寺川綾,中野高,佐野秀匡,山口雅文,伊藤真,三木二郎(ミズノスイムチーム):ミズノ→松田・中野はLR確定報道あり,ほかも本人希望次第の模様
【個人アドバイザリー契約編】
北島康介(日本コカ・コーラ):ミズノ→LR
【水連サプライヤー契約編】
全員LRの模様
伊藤華英,森田智己(いずれもセントラルスポーツ)
中村礼子(東京SC)
奥村幸大(イトマンSS)
岸田真幸(アクラブ調布)
(水野)温氏[あつし] v1.0a
最近の水野日銀審議委員の弱気ぶりは,一年前の利上げ発言のころとは雲泥の差です。日本経済の景気減速のせいでしょうか。それとも世界的な景気後退の影響でしょうか。それとも… 北島三郎の「与作」の替え歌でそんな水野審議委員を歌います。
養殖ウナギ収容量
土用の丑の日も過ぎましたが,中国産ウナギの売れ行きはぱっとしなかったようです。
中国ウナギ青息吐息、日本向け輸出6割減
こういう記事を見ると誠実な業者もおり,風評だけで中国産ウナギが敬遠されてしまうのも考えものです。この記事のなかでは以下に注目です。
>福清市のウナギ養殖場「秀生」の張秀国・場長は、こう嘆いた。1万平方メートルの養殖池で年平均200トンを生産してきたが、今年、生産量は半分に落ちた。
つまり100m X 100mの養殖池で年間200トンを生産するということで,養殖密度を日本の養殖と比べてみたいと思います。密度が高くなりすぎると,病気や水の細菌汚染がひどくなり抗菌剤が必要になるのではと思ったからです。
その前に有用な情報サイトをいくつか紹介します。
【Fish Information Services-NET:輸入通関統計】
http://www.seaworld.co.jp/jp/pro/pro1/pro1-4/kawase.html
※肝心のウナギに関してはありませんが,生鮮や冷凍のマグロなどいろいろ検索できます。検索によると,生鮮クロマグロは韓国から,冷凍クロマグロはスペインやメキシコからが多いそうです。
【<うなぎ>日本養殖新聞・blog】
http://unaginews.blog.so-net.ne.jp/
※「日本養殖新聞」のウナギ養殖専用のブログがここです。また,ブログの元となっている「日本養殖新聞」のHP http://www.seaworld.co.jp/~nys/ は業界団体のHPで,いろいろな日本の業者へのリンクもここから辿れます。
【静岡県水産技術研究所浜名湖分場HP:うなぎあれこれ】
http://www11.ocn.ne.jp/~hamanako/unagi/arekore.htm
※このHPで,うなぎは幼魚のうちはすべてオスで,水質・土壌・餌・生息密度などの環境によって性転換してメスになることを初めて知りました。そして,自然の良い環境だとウナギはメスになることが多く,悪い環境だとウナギはオスばかりになるのだそうです。つまり,当然養殖では環境が悪くオスばかりになるので受精することができず,海で天然で生まれたシラスウナギが必要になるとのことです。これでは,本当の意味での完全養殖にはなりませんね。あと,養殖でも天然でも成魚は淡水で生育しますが,ある一定の割合のウナギは川に登ったことがなく一生の間海で暮らすそうです。どちらでも生育できるというのは普通の魚とは大違いです。
【養殖ウナギの細菌や臭みを除く生育方法の特許】
http://www.j-tokkyo.com/2003/A01K/JP2003-189753.shtml
※当然,日本の特許ですが中国で特許料を払っているとは思えません。何のための特許だろう。
【浜名湖うなぎコジマヤHP:うなぎ百科】http://www.e-kojimaya.co.jp/unagi100/
※中国産のウナギは日本産と種類が違い,寒冷地を好むヨーロッパ種のものらしいです。日本うなぎと比べると頭・目が大きく,体長は短くて太くてずんぐりむっくりで可愛い。 骨は三角で体がよく曲がるために水面をへびのように頭をもたげて泳ぐこともできるそうです。味は,日本うなぎと比べると油が強くて柔らかい。生育方法で変わった訳じゃないようです。(少し安心です。)
さて,本題の養殖密度に関してです。
ようやく見つけた日本のうなぎ養殖の方法が記述されているページです。
【うなぎ養殖】
http://www.nn.iij4u.or.jp/~ookatou/net602/y560.htm
>収容量は養魚方式によって異なる。止水池では0.6〜3.0kg/m2、流水池では注水量によって異なるが10〜50kg/m2、1日1回池水が入れ替わる程度の注水を行っている、半流水池では3〜6kg/m2が一般的である。ウナギの成長に伴って、分養や間引きを行って上記の収容密度を保つようにする。
まあ,流水池方法だったと仮定すると,上の記事の 200t/10000m2 = 200000kg/10000m2 = 20kg/m2は流水池の平均的収容量なので問題ないです。一方,止水池だったと仮定すると,2kg/m2 = 20t/10000m2 しか収容できないものをその10倍収容していることになります。この中国の業者がどちらの方式の池を採用しているかは推測できかねますが,もし基準の10倍の収容量を確保するために高密度養殖を行い,代償としてなんらかの抗菌剤を使っているとしたら残念というしかありません。
中国ウナギ青息吐息、日本向け輸出6割減
こういう記事を見ると誠実な業者もおり,風評だけで中国産ウナギが敬遠されてしまうのも考えものです。この記事のなかでは以下に注目です。
>福清市のウナギ養殖場「秀生」の張秀国・場長は、こう嘆いた。1万平方メートルの養殖池で年平均200トンを生産してきたが、今年、生産量は半分に落ちた。
つまり100m X 100mの養殖池で年間200トンを生産するということで,養殖密度を日本の養殖と比べてみたいと思います。密度が高くなりすぎると,病気や水の細菌汚染がひどくなり抗菌剤が必要になるのではと思ったからです。
その前に有用な情報サイトをいくつか紹介します。
【Fish Information Services-NET:輸入通関統計】
http://www.seaworld.co.jp/jp/pro/pro1/pro1-4/kawase.html
※肝心のウナギに関してはありませんが,生鮮や冷凍のマグロなどいろいろ検索できます。検索によると,生鮮クロマグロは韓国から,冷凍クロマグロはスペインやメキシコからが多いそうです。
【<うなぎ>日本養殖新聞・blog】
http://unaginews.blog.so-net.ne.jp/
※「日本養殖新聞」のウナギ養殖専用のブログがここです。また,ブログの元となっている「日本養殖新聞」のHP http://www.seaworld.co.jp/~nys/ は業界団体のHPで,いろいろな日本の業者へのリンクもここから辿れます。
【静岡県水産技術研究所浜名湖分場HP:うなぎあれこれ】
http://www11.ocn.ne.jp/~hamanako/unagi/arekore.htm
※このHPで,うなぎは幼魚のうちはすべてオスで,水質・土壌・餌・生息密度などの環境によって性転換してメスになることを初めて知りました。そして,自然の良い環境だとウナギはメスになることが多く,悪い環境だとウナギはオスばかりになるのだそうです。つまり,当然養殖では環境が悪くオスばかりになるので受精することができず,海で天然で生まれたシラスウナギが必要になるとのことです。これでは,本当の意味での完全養殖にはなりませんね。あと,養殖でも天然でも成魚は淡水で生育しますが,ある一定の割合のウナギは川に登ったことがなく一生の間海で暮らすそうです。どちらでも生育できるというのは普通の魚とは大違いです。
【養殖ウナギの細菌や臭みを除く生育方法の特許】
http://www.j-tokkyo.com/2003/A01K/JP2003-189753.shtml
※当然,日本の特許ですが中国で特許料を払っているとは思えません。何のための特許だろう。
【浜名湖うなぎコジマヤHP:うなぎ百科】http://www.e-kojimaya.co.jp/unagi100/
※中国産のウナギは日本産と種類が違い,寒冷地を好むヨーロッパ種のものらしいです。日本うなぎと比べると頭・目が大きく,体長は短くて太くてずんぐりむっくりで可愛い。 骨は三角で体がよく曲がるために水面をへびのように頭をもたげて泳ぐこともできるそうです。味は,日本うなぎと比べると油が強くて柔らかい。生育方法で変わった訳じゃないようです。(少し安心です。)
さて,本題の養殖密度に関してです。
ようやく見つけた日本のうなぎ養殖の方法が記述されているページです。
【うなぎ養殖】
http://www.nn.iij4u.or.jp/~ookatou/net602/y560.htm
>収容量は養魚方式によって異なる。止水池では0.6〜3.0kg/m2、流水池では注水量によって異なるが10〜50kg/m2、1日1回池水が入れ替わる程度の注水を行っている、半流水池では3〜6kg/m2が一般的である。ウナギの成長に伴って、分養や間引きを行って上記の収容密度を保つようにする。
まあ,流水池方法だったと仮定すると,上の記事の 200t/10000m2 = 200000kg/10000m2 = 20kg/m2は流水池の平均的収容量なので問題ないです。一方,止水池だったと仮定すると,2kg/m2 = 20t/10000m2 しか収容できないものをその10倍収容していることになります。この中国の業者がどちらの方式の池を採用しているかは推測できかねますが,もし基準の10倍の収容量を確保するために高密度養殖を行い,代償としてなんらかの抗菌剤を使っているとしたら残念というしかありません。
問題多発の東証のシステム
東証:システム障害で金融庁が改善命令検討
これだけシステム障害が頻繁に起こると,市場の東証に対する信頼は薄れてしますが,扱っているシステムベンダー(富士通?)のクォリティにも疑問符がつきますね。
今年に入って東証で起きたシステム障害は以下の3つです。
【2月8日】平成20年3月を限月とするTOPIX先物の前場の終値計算処理での不具合
特定された原因はメモリの初期化エラーだった。システムは通常,前場立会終了時刻が到来した時点で,立会終了間際に発注された注文のうち処理待ちとなっている注文を取引板に登録し終値を算出するが,この登録の際に行うシステムのメモリ上の特定の領域の初期化が実施されなかった。結果的にこの領域に残っていたデータが影響してしまい,板に登録するべき注文の値段が不正な値になってしまう不具合が発生。
※偶然,ゼロフィルされていたデータによって動いていたという恐ろしさ。なんとも言い訳ができない。
【3月10日】アルプス電気と名古屋鉄道の株式売買の一時停止を引き起こしたシステム障害
同時に多数の銘柄を売買する「バスケット取引」で,同じ証券会社から同一銘柄の注文が短時間に集中したため起きた。注文をデータベースに登録する際,ほかの注文が書き込まれないようロックをかけるが,ほかの注文がロックが解除されるまで繰り返す登録の再試行回数が100回に制限されていたため,上限回数を超えて2銘柄の注文が登録できない「デッドロック」が発生しシステムが停止。
※再試行回数を100回にした理由が不明確なだけでなく,エラー処理が甘すぎる。こういう場合は単位時間当たりの注文の回数にも何らかの制限や調歩メカニズムを入れないと,今度は無限の再試行が別のデッドロックを引き起こす可能性がある。
【7月22日】デリバティブ売買システムの障害
板情報を配信するプログラムは本来,1銘柄当たり1280バイトの作業用メモリー領域を2万8000銘柄分,合計3万5000Kバイト確保するよう記述しなければならないが,1銘柄当たりのメモリー領域を誤って4バイトとしてしまったため,プログラムは本来の320分の1の109.375Kバイトしか確保しなかった。結果として89銘柄以上の板情報の問い合わせが同時に発生すると,作業用メモリーが足りなくなり情報配信システムがダウンした。
※1銘柄当たりのメモリー領域を即値で作業メモリ領域のストラクチャと無関係に記述していたのが問題であり,これも言語道断である。
どれも初歩的なプログラムミスで,本来正しい設計がされていれば起きないはずのものです。この面では情報システムベンダーのSWエンジニアリングの品質の低下が真っ先に問われるべきです。しかし,初期化されていないメモリ領域を参照すればコンパイル時に警告が出るのが最近のプログラム言語での仕様でもありますので,相当古い言語で書かれたコードが現在も使用されているに違いありません。東証は大証を見習って別のベンダーでシステムをリニューアルしたらどうですか?
これだけシステム障害が頻繁に起こると,市場の東証に対する信頼は薄れてしますが,扱っているシステムベンダー(富士通?)のクォリティにも疑問符がつきますね。
今年に入って東証で起きたシステム障害は以下の3つです。
【2月8日】平成20年3月を限月とするTOPIX先物の前場の終値計算処理での不具合
特定された原因はメモリの初期化エラーだった。システムは通常,前場立会終了時刻が到来した時点で,立会終了間際に発注された注文のうち処理待ちとなっている注文を取引板に登録し終値を算出するが,この登録の際に行うシステムのメモリ上の特定の領域の初期化が実施されなかった。結果的にこの領域に残っていたデータが影響してしまい,板に登録するべき注文の値段が不正な値になってしまう不具合が発生。
※偶然,ゼロフィルされていたデータによって動いていたという恐ろしさ。なんとも言い訳ができない。
【3月10日】アルプス電気と名古屋鉄道の株式売買の一時停止を引き起こしたシステム障害
同時に多数の銘柄を売買する「バスケット取引」で,同じ証券会社から同一銘柄の注文が短時間に集中したため起きた。注文をデータベースに登録する際,ほかの注文が書き込まれないようロックをかけるが,ほかの注文がロックが解除されるまで繰り返す登録の再試行回数が100回に制限されていたため,上限回数を超えて2銘柄の注文が登録できない「デッドロック」が発生しシステムが停止。
※再試行回数を100回にした理由が不明確なだけでなく,エラー処理が甘すぎる。こういう場合は単位時間当たりの注文の回数にも何らかの制限や調歩メカニズムを入れないと,今度は無限の再試行が別のデッドロックを引き起こす可能性がある。
【7月22日】デリバティブ売買システムの障害
板情報を配信するプログラムは本来,1銘柄当たり1280バイトの作業用メモリー領域を2万8000銘柄分,合計3万5000Kバイト確保するよう記述しなければならないが,1銘柄当たりのメモリー領域を誤って4バイトとしてしまったため,プログラムは本来の320分の1の109.375Kバイトしか確保しなかった。結果として89銘柄以上の板情報の問い合わせが同時に発生すると,作業用メモリーが足りなくなり情報配信システムがダウンした。
※1銘柄当たりのメモリー領域を即値で作業メモリ領域のストラクチャと無関係に記述していたのが問題であり,これも言語道断である。
どれも初歩的なプログラムミスで,本来正しい設計がされていれば起きないはずのものです。この面では情報システムベンダーのSWエンジニアリングの品質の低下が真っ先に問われるべきです。しかし,初期化されていないメモリ領域を参照すればコンパイル時に警告が出るのが最近のプログラム言語での仕様でもありますので,相当古い言語で書かれたコードが現在も使用されているに違いありません。東証は大証を見習って別のベンダーでシステムをリニューアルしたらどうですか?
【書評】科学的マーケティング手法とは
イアン・エアーズ(著)「その数学が戦略を決める」は,今年上半期で一番印象に残った本の一つで,専門家の感性だけでマーケティング戦略を決めるのは時代遅れだと感じさせてくれた本です。では,どうすれば顧客の情報を集めて科学的に分析できるのかというとネットの力+統計分析の手法です。
そしてインフラや手法が発達した現在であっても,情報分析に人間の介在する余地は全くなくなったと感じるべきではなく,どういう情報を集めるかを決めるのが一番の問題で,情報分析の価値と正しい戦略は結局はそこで決まると結論づけています。ディジタル化がますます進む時代の統計分析の意義と効果を,豊富な事例と共に生き生きと描く良書です。
【書評】優れた金融政策の教科書
白川方明(まさあきと読む)現日銀総裁(著) 「現代の金融政策―理論と実際」は,445ページもある分厚い読み応えのある本です。日銀や他の中央銀行の金融政策を基礎から理解するのには最適の本でしょう。価格は高めですが倍の価格であっても買う価値があり費用対効果はきわめて高いです。(ただし,マクロ経済学を一通り復習してからのほうがとっつきやすいでしょう。)
マーケットプレイスの中古でも構いませんので,ぜひ一読をお勧めします。難しすぎるのではと不安な場合は,どこぞの国会議員のように最初は図書館で借りてくるのも悪くはないですが,圧倒的な情報量を何度も見返すためには常時手元に必要です!
【原油価格】上値抵抗・下値支持ライン
上値抵抗ラインは(正確には1バレル131.60ドルではなく)1バレル132ドルまでオーバーシュートし,下値支持ラインは1バレル126ドルの模様。126ドル割れは次なる下落を引き起こすはず…(7月22日時点)

そして,126ドルを割って5日連続の滝状態…(7月23日時点)


そして,126ドルを割って5日連続の滝状態…(7月23日時点)

【原油価格】1バレル131.60ドルは分岐点

これまでそれなりに調整しながら上昇してきた原油価格のチャートは割と読みやすいです。図の日足で分かるとおり,6月9日から20日にかけての1バレル131.60ドルが絶対サポートでした。ここが守られたので,6月限の原油先物はロールオーバーされましたが,7月限の原油先物はこのサポートを割ったので先週投げ売りが加速しました。
あとは,6月4日から5日にかけて猛烈に買い上がった人たちのロールオーバーがどうなるかですが,121.60ドルを下抜けするまではやはり一進一退かな。そしてその次は,111.60ドルにチャートポイントがあったりして,なんて分かりやすいチャートなんだろう。要するに10ドルごとに節目が分布しているんですね。真ん中の5ドルを境に上下どちらに行きやすいか判断しましょう。
※本当は,このエントリは本家ブログに書くのも考えたのですが,原油のもともとのチャートはこちらにあるし,512ピクセル目いっぱいに表示するときはこちらのほうが最適なのでトライアルでこちらに書きました。Doblogはスモールイメージしかダイレクトに表示されないのでクリックせずに見るためにはこちらのほうが○ですね。




